仲田寛正氏

『出光佐三 反骨の言魂』

本のソムリエ団長が選ぶこの1冊

NPO読書普及協会専任講師
シブヤ読書大学校長
本のソムリエ団長

書籍を取り巻く状況は厳しさを増すばかりで、昨年は、単年でのミリオンセラーが一冊もなし。年間トップ10もダイエットを特集したムックなどが半数を占め、書籍の影は薄くなる一方である。そのような中、今年の第10回本屋大賞の第1位に選ばれた小説『海賊とよばれた男』は、異色の一作だ。

映画やドラマの原作になったわけでもなく、上下巻で計700ページを超える骨太な大作でありながら、売り上げはすでに100万部を突破。登場人物もオジサンばかりで、女性がほとんど出てこないにも関わらず、女性読者からの支持も厚いという。

主人公の国岡鐵造のモデルになった人物は、出光佐三。出光興産の創業者で、異端の経営者として知られている。今回は、その出光の96年の生涯を追ったノンフィクション『出光佐三 反骨の言魂』を紹介する。

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